山本憲資の百聞と一見の二兎を追う

「スマートハウス」を作るあたって、一から家を建てる、ないしはフルリノベーションをするタイミングは絶好の機会だ。配線を埋め込むなど、電気工事から手をつけることができるので、賃貸物件でトライするのに較べると数段踏み込んだ形で実現できる。

僕の軽井沢の小屋においても、ゼロから作り直したことで、照明、床暖房、ロールスクリーンなど、スマート化対応のものを設置することができた。また、冬の寒さをハックしていくにも、外からコントロールできるのは大事なことで、床暖房をはじめとして、都心からの移動にかかる時間を活用できるように遠隔操作が可能なものを多く取り入れている。前編に続いて、後編は室内編。

東京からの移動時間で温まる


軽井沢の冬は寒い。豪雪地方というわけではないが、一度雪が降ると積もったままの状態が続くし、朝方の気温はマイナス10度になったりする。そんな環境での室内の目玉は、地元長野に本社のあるメカエンジ社のWi-Fi対応 電気式床暖房「ぬくぬく陽だまり」だ。

そのエネルギー効率のよさもさることながら、一番の魅力はコントローラー部分がネットワークに接続できるようにカスタムされていて、遠隔でスマホアプリから電源を入れられるということ。東京を出発する際になどにスイッチをいれておくと、小屋に到着する頃にはすでに部屋が暖まっている状態になっている。

普段は常時つけっぱなしではなく、薪ストーブ(この話は次の機会で)とうまく組み合わせて運用している。室温のコントロールは、Dysonの空気清浄ファンヒーターDyson Pure Hot + Coolを活用。常にモニタリングしていて一気に気温が下がる深夜から朝方に、(こちらもスマホ経由で)タイマーで床暖房を起動するようにしている。将来的には室内温度と連動したオートマティックなコントロールを実現できたらいいなと思っている。



洗面、風呂といった水回りにも床暖房をいれていて、こちらも温度モニタリングとあわせて、冬場の凍結を避けるための最適稼働オートメーションの条件を研究している。小屋の床はタイルに張りしていて、床暖房で暖かくなるまで一定の時間がかかるものの、一度温度があがってからは蓄熱性が高い。

コスパ最高のロボット掃除機


同じくタイル張りの庭に面した縁側がありるので、土ぼこりが溜まりやすい。こまめに掃除をすればいいのだけれど、ここはやはり自動化していきたいポイントで、ロボット掃除機の導入を決めた。

バッテリーやケーブルで有名なAnkerが、Eufyというブランドでロボット掃除機も発売している。Ankerの精度の高いモノづくりにはすでに信頼を置いており、スマホアプリまで駆使するこの製品がどういう作りなのか興味を持った。

文・写真=山本憲資

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