VR・AR端末、再発明の名手アップル参入でどう変わるのか?

Luis Alvarez / by Getty Images


アップルは先駆者ではなかったが、それは重要ではない。なぜなら、先駆者の多くはすでに歴史の中に埋もれてしまっている。重要なのは先駆者かどうかでなく、製品の再定義だ。「やる」ことではなく、「うまくやる」こと、そしてその製品カテゴリーや市場に対するリーダーシップを発揮できるかが重要なのだ。

アップルが業界全体をリードする方法の解明を試みてみよう。

製品の再定義に関して既に十分な実績を上げているアップルは、一体どのようにしてVR・ARを再発明しようとしているのだろうか?

ヘッドセットや眼鏡をこれまで人が見たことのないものに変え、VR・AR製品をニッチなデバイスから誰もが欲しいと思える製品にするには、どうしたらよいだろう?

どうすれば、技術やデザインの面に加え、ビデオゲーム以外でどのようなバリュープロポジションや使用法を考え出して、VRヘッドセットをアップル独自のユニークな製品とし、この製品分野に対する一般的な見方を競合他社に先駆けて大幅に定義し直すことができるだろうか?

編集=遠藤宗生

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