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最先端の経済誌「Forbes JAPAN」の記事紹介

ダンヒルのTHE LOCKBAG

Forbes JAPAN本誌で連載中の『紳士淑女の嗜み』。ファッションディレクターの森岡弘とベテラン編集者の小暮昌弘が「紳士淑女が持つべきアイテム」を語る。今回は2月号(12月25日発売)より、「ダンヒル」のバッグをピックアップ。


森岡弘(以下、森岡):今月は英国を代表するブランドのダンヒルです。小暮さん、ダンヒルはお好きでしょう。

小暮昌弘(以下、小暮):大好きですよ。ロンドンに行くことがあると必ずチェックするブランドです。スーツから時計、バッグなどまで展開するラグジュアリーブランドですが、創業は1893年。欧州の多くのラグジュアリーブランドと同じく、馬具用品の製造会社から始まったと記憶しています。

森岡:今回取り上げるのは、今季発表された新しいアイコンバッグ「THE LOCKBAG」です。英国紳士スタイルの象徴であるアタッシェケースからインスピレーションを得たモデルで、熟練の職人の手作業によって製作されており、ダンヒルがもつDNAが表現されたバッグと言えます。

小暮:このバッグ、先日発表された2021年春夏コレクションでも見ましたよ。そう言われてみれば、デザインはアタッシェケースのサイズを大胆に変えた感じで、17年からダンヒルのクリエイティブ・ディレクターになったマーク・ウェストンらしいデザインですね。「ニューロマンチシズム」と名付けられた今回のコレクションでは、日本の作務衣を連想させるゆったりとしたシルエットのジャケットなどにこのバッグを持たせていました。

森岡:最近、誰もがスマートフォンを使っていますが、そのスマートフォンを持ち歩くには最適サイジングのバッグではないでしょうか。ショルダーストラップは取り外し可能で、フレキシブルに使える。斜めかけのバッグとしてポシェット的にも使ってもいいのでは。別売りですが手で持つのに便利な「リストストラップ」も同じ革素材で用意されています。


メイン収納はマチ付きで出し入れしやすい。リストストラップは別売りで3万6000円。

小暮:ダンヒルは英国紳士がもつべきクラシックな製品がそろう老舗として多くの人たちから認知されていますが、このバッグはとてもモダンです。しかしダンヒルを表現するキーワードのひとつが「モートリティーズ」。これは自動車(Motoring) と権威(Authorities)を組み合わせた言葉で、創業間もないころ、自動車の普及とそれによって変化した生活に合わせてモダンなアイテムを次々と世に出してきた歴史がダンヒルにはあります。このモダンなバッグもそういう意味では極めてダンヒル的なアイテムと言えるかもしれません。

photograph by Masahiro Okamura | text by Masahiro Kogure | fashion direction by Hiroshi Morioka | edit by Akio Takashiro

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