フロリダ州オールズマーの家々(Zack Wittman for the Washington Post)

フロリダの小さな町の水処理プラントのコンピュータシステムがハッキングされ、水道水の管理メニューの設定が人体に危険を及ぼすほどの化学物質を添加するように変更される事件が発生した。

フロリダ州ピネラス郡の保安官、ボブ・グアルティエリは2月8日の記者会見で、オールズマーにある市の浄水場のオペレーターが、5日の早朝、システムが外部からアクセスされていることに気づいたと述べた。

アクセスは短時間で終わり、オペレーターは彼の上司か同僚らが、リモートでアクセスしているものと考えたという。

しかし、その日の後半にオペレータは再び何者かがアクセスし、水の水酸化ナトリウムのレベルを通常の100倍に上昇させようとしているのに気づいた。彼は即座に設定を元に戻したため、問題は生じなかったという。

しかし、彼と施設の担当者らは、他の重要なサービスもそのような攻撃に対して脆弱である可能性があるとして、システムを監視するよう他の地域の当局に促した。

今回の攻撃がどこから行われたのか、なぜオールズマーの施設が標的にされたのかなど、多くの疑問が残ったままだが、地元当局はFBIと米国シークレットサービスの協力を得て調査を進めていると、保安官事務所は述べている。

水酸化ナトリウムは液体ドレンクリーナーの主成分であり、多くの水処理プラントで、飲料水の酸性度を制御し、金属を除去するために使用されている。地元の当局者は、オールズマーの工場のオペレーターが仮に、コンピューターシステムの侵入者に気づかなかったとしても、水処理プラントの大半は、水道水を外部に供給する前に化学物質の含有量のチェックを行っていることを強調した。

フロリダ州オールズマーには約1万5000人が居住している。

編集=上田裕資

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