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2021.02.09 06:30

脚光を浴びる屋内農場、話題のアップハーベストが株式公開

Getty Images


屋内農場ならびに関連フードテック企業は、ここ5カ月だけで10億ドル以上の資金を調達しており、フードテック業界における最速成長分野に数えられている。屋内農場が脚光を浴びたのは、伝統農業と比べて非常に少ない資源しか必要としないためだ。すでに全米40州2000店舗でレタスを販売している屋内農場企業ゴッサム・グリーンズにも、SPACによる合併話が持ち上がったことがあるが、当面は非公開企業のままでいることを選んでいる。
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アップハーベストが創業されたのは2017年。ウェブは、その直前までワシントンD.C.に住み、各地の米陸軍駐屯地に太陽光パネルを設置する仕事をしていたが、ハイテク農業がアパラチア地域(米東部アパラチア山脈周辺地域)の活性化につながると考えた。そして、生まれ故郷のケンタッキー州東部に移り住み、試してみることにした。

ウェブは迅速に、投資家や取締役たちを招き入れた。前述したスチュワートやヴァンスのほか、富豪スティーブ・ケースの投資会社レボリューション、アクティビスト投資家のジェフリー・ウッベン(Jeffrey Ubben)、インポッシブル・フーズの最高財務責任者(CFO)だったデイビッド・リーといった人々だ。リーは、2020年にアップハーベストのプレジデントに就任している。

ウェブによると、同社は今後、キュウリやパプリカの栽培を予定しているほか、イチゴの生産も検討中だ。そうした農産物に対する需要は、彼の予想をはるかに上回っているという。「私のもとには、アジアや欧米における有数の投資家から連絡が来ている。屋内農業と、この業界が農業の世界に与えうる影響に、とてつもない関心が寄せられている」

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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