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フォーブスは2月2日、今年で3年目を迎えた世界のブロックチェーン分野の有力企業の年次リスト、「ブロックチェーン50(Forbes Blockchain 50)」を公開した。3年連続でこのリストを作成する中で、ビットコインによって普及したテクノロジーの、様々な興味深いトレンドが見えてきたが、これほどまでに多様な国々の企業が選ばれたのは今回が初めてだ。

さらに、これまで毎年このリストに選ばれた一握りの企業や、2021年に初めてリスト入りを果たした世界的なコングロマリットから学ぶべき教訓もある。

フォーブスは、このリストの作成にあたり選考対象とする企業を、売上が10億ドル以上、もしくは評価額が10億ドル以上の企業としている。ここでは、今年のブロックチェーン50で明らかになったトレンドをご紹介する。

3年連続で選出された12社


2019年から始まったフォーブスのブロックチェーン50には、これまで合計96社が選出されているが、そのうち3年連続で選ばれた企業はわずか12社のみだ。このような偉業を達成する企業は、まずブロックチェーンのアーリーアダプターであることが必須となり、相当なリソースをコミットすることや、3年間を通じて成長を遂げることが求められた。

これまで2回連続でリスト入りを果たした企業は14社あったが、そのうちアマゾンやシティ、グーグル、フェイスブック、マスターカードなどの有名企業は、今年のリストからは脱落した。3年連続の偉業を達成した12社は次の通り。

アント・グループ
カーギル
コインベース
DTCC
IBM
ING銀行
JPモルガン
マイクロソフト
サムスン
Signature Bank
VMware
ウォルマート

上記のリストを確認すると、いくつかのポイントが浮かんでくる。まず、仮想通貨(暗号資産)取引所のコインベースは、この栄冠を獲得した唯一のクリプトネイティブの企業であることだ。さらに、これらの企業の多くはブロックチェーンのユースケースを探求するだけでなく、独自のプラットフォームやローンチパッドを構築していることだ(アントやIBM、マイクロソフト、サムスン、VMwareなど)。

そして、このリストはブロックチェーンのユースケースとして、サプライチェーン管理が最も有望なものの一つであることを示している。ウォルマートや穀物商社のカーギルは、ブロックチェーンで自社のプロセスを改善しただけでなく、パートナー企業らをイノベーションに巻き込んでいる。

翻訳・編集=上田裕資

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