<プログラム>
J.イベール:三つの小品
R.シュトラウス:13管楽器のためのセレナーデ
E.シャブリエ / 高橋毅編曲:狂詩曲「スペイン」
M.ムソルグスキー / ラヴェル、高橋毅編曲:組曲「展覧会の絵」より抜粋
ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ロ短調 Op. 3, No.10, RV 580
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
<出演者からのメッセージ>
荒川文吉氏:
「最前線でコロナと向き合い戦っている医療従事者の方々には、本当に頭が下がります。その心がふっと癒えるような、安らぐようなひとときを私たちの演奏の中に感じていただけたら、これ以上嬉しいことはありません。小さな編成ではありましたが、生音でアンサンブルできる喜びに溢れた良いコンサートになりました。このコロナ禍において「オンラインコンサート」という試みに、交響楽団はやぶさがいち早く取り組もうと声を上げたことは素晴らしいと思います。大変な状況が続いていますが、心の火を絶やさず、音楽の火を絶やさず、健やかに過ごしていきましょう。」
学生からのコメント:
「多くの医療従事者が苦労している一方で、医学生ながら何もできない自分にも情けない思いをしていました。また、昨年の5周年記念公演への参加も楽しみにしていましたが、全て中止になり日々の生活も自粛することが多くなって、毎日の楽しみを失っていました。そのような中今回の企画を知り、ぜひ自分も力になりたいと思い参加しました。私達の演奏が皆さんの心を癒やし、明日への希望となりますように。」(東京大学/医学部医学科3年/山崎)
「病気に苦しむ方々や自粛で苦しんでいる方々に、音楽という形で何かを伝えることができていたら嬉しいです。この経験を踏まえて、医療現場のみならず自分の今の立場から何ができるかを考えていきたいなと思っています。」(大学医学科/3年生)
少人数で開催した撮影当日に参加した医療関係者も「迫力のある素晴らしい演奏で元気をもらえ、こちらまで幸せな気持ちになりました。」「普段、医療の現場で頑張っている団員たちの想いのつまった演奏で、音楽が人に与える力を改めて実感できる素敵なコンサートでした。」などのコメントを残している。
出演者プロフィール
交響楽団はやぶさについて
「音楽×社会貢献」をテーマに、日本の医科、歯科、看護科などの医療系大学生を中心に、全国の大学生が集結して一つのオーケストラを編成。2014年7月に発足した団体だ。幾多のミッションを達成する強い気持ちを持ち、予期せぬ困難を乗り越えた小惑星探査機「はやぶさ」と、学業を本分としながらも壮大な目標を達成したいという学生を重ね合わせ楽団を命名。過去にヴァイオリニスト五嶋龍、指揮者曽我大介、マリウス・ストラヴィンスキーと共演。また、宇宙飛行士の古川聡、女優の南果歩などがゲスト出演。
友情の架け橋音楽国際親善協会について
友情の架け橋音楽国際親善協会は、文化芸術などの国際交流の「架け橋」となり、日本の文化と芸術を世界に、世界の文化と芸術を日本に発信してきた。同じ志を持つ仲間を世界中で増やし、創造力豊かで活力ある社会をめざし、若い国際人を育てている。2014年から、若者たちに音楽を通して社会貢献できる場として「交響楽団はやぶさ」を学生たちと立ち上げた。全国の医療系大学生を中心に、一般大学生や若い社会人など参加する芸術活動が将来、事業や医療の現場、研究開発機関や企業まで繋がり、大きなエネルギーとなることを目指す。