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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが起きた2020年は、金(ゴールド)の年でもあった。

パンデミックと、それに伴うあらゆる問題が発生したのを目にした金の投資家たちは、金を買いに走った。その結果、8月には1トロイオンス(約31g)あたりの価格が2067ドルと過去最高に達した。

金投資では記録的な1年に


金の業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が2021年1月28日に発表した四半期需要報告によると、2020年における世界の金投資需要は記録的なもので、総需要量が1773トンと、前年比で40%増となっていた。

金投資には、SPDRゴールド・シェア(GLD)のような金地金を保有する金上場投資信託(ETF)のほか、現物の金地金(バー)と金貨の購入が含まれる。

世界各地のETFが保有する金現物は、2020年12月までの12カ月間で877トン増加し、そうした投資事業体の総保有量は3752トンになったと、WGCの報告書は述べている。比較すると、2019年12カ月間の増加量は398トンだった。

金地金や金貨への投資は、2019年の871トンから3%増え、合計896トンとなった。

金相場をさらに押し上げているのは投資需要だ。SPDRゴールド・シェアETFは、過去12カ月で17%近くも上昇している。

金宝飾品の需要は低下


予想に違わず、2020年には金宝飾品への需要が低下し、中央銀行による金の購入も減少したとWGCは報告している。ただし、投資家は不安がらなくてもいい。そういった筋からの需要は、価格と逆の相関関係になりがちだからだ。別の言い方をすれば、金価格が上昇すれば、中央銀行からの需要と宝飾品の需要は低下する傾向にある。

2021年は、ETFを通じて、あるいは現物の金地金や金貨というかたちで、金が買われ、投資が続いて行くと見られる。そうなった場合、そして需要が高いまま維持された場合は、金価格が再び急騰することが予想される。少なくとも、金相場の専門家はそう見ているようだ。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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