トランプ「有罪」に賛成は49%、バイデン支持率は56% 米世論調査

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「有罪評決」の支持率は?


今回の調査では、近く開始される弾劾裁判でトランプ前大統領を「有罪とすべき」かについても質問した。その結果、「有罪評決」を支持する人は49%、支持しない人は41%だった。

有罪評決を特に強く支持しているのは、数も影響力も増し続ける若い有権者たちだ。18〜29歳、30〜49歳の有権者のうち、有罪にすべきと答えた人はどちらも54%となった(有罪に反対の人はそれぞれ28%、36%)。50〜64歳と65歳以上で「有罪」を支持する人は、41%(反対50%)、47%だった(同48%)。

トランプ前大統領の支持基盤がいくらかの“侵食”に悩まされる一方で、支持者たちは今のところ、前大統領に“犯罪者”のレッテルは貼りたくないと考えているようだ。あるいは、再び失敗に終わる可能性がある弾劾裁判の実施に、賛成できないのかもしれない。

とはいえ、有権者のうち「保守的」な人の28%、「非常に保守的」な人の21%が、トランプは有罪とすべきだと答えている。大統領選で共和党支持者の94%がトランプを支持したことを考えれば、この結果は同党にとって痛手といえる。この結果は、トランプの弾劾裁判と共和党の党内力学の変化をどのように見ていくべきかについての指標にもなるだろう。

調査ではそのほか、米国の将来に楽観的な人が42%、悲観的な人が39%であることも分かった。回答者は841人、サンプルの許容誤差は±3.5ポイント。

編集=木内涼子

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