800本の木々や1600種の生き物と共存。ミラノの街中に屹立する「直立樹タワマン」

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さらに、「本物の樹木や植物が至るところに植えてあるため、緑の効果が確かに居住者の暮らしに好ましい効果を与えている」と付け加えた。木は、夏に気温を下げ、より快適な環境を保つ働きがある。その一方で、冬には大気中に温室効果をもたらし、暖房器具の出番を減らすこともできる。




自動化されたデジタルシステム。約1600種の生き物の住まいにも


フライングガーデナーと呼ばれるチームが年に一度、植物の一般的な手入れと水設備の清掃のために、ふたつの棟の屋根から降りてくる。こうしたメンテナンスにより、棟の環境は清潔に保たれている。灌漑システムは集中管理されており、自動化されたデジタルシステムで監視されている。



完成から数年が経過したイタリアのボスコ・ヴェルティカーレは、約1600種の蝶や鳥をはじめ、多くの動物や昆虫の住まいにもなっている。ここで暮らす生き物すべてが、人間用の住居で平和に共存しているというわけだ。


Could vertical forests improve our cities and health? - BBC World Service

(この記事は、英国のテクノロジー特化メディア「Wonderfulengineering.com」から転載したものです)

翻訳=神原里枝 編集=石井節子

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