日本人に投資について正しく教えられたら、もっと世界に投資をすることができる。そうすることで、日本の経済が低下しても、投資をしている人たちは大きく困らずに済む可能性がある。スマホ一つで世界に投資ができる時代においては、投資も新しいスキルではないだろうか。
日本であまり取り上げられない、海外ニュースも発信
高橋のYouTubeチャンネルでは、金融知識に加え、国際ニュースや時事ニュースも積極的に発信している。初心者たちが学ぶべき投資の専門用語の解説から、上級者向けのチャートの見方や分析法など、幅広い層に向けて金融知識を提供している。
動画:お金を増やすETFポートフォリオ?
国際ニュースは、バイリンガルである高橋が最新の英語のニュースを要約し、紹介している。最近では、バイデン大統領就任演説を解説したり、ワクチンの普及率の各国の進捗を分析したりもしている。
同時に、英語スキルの重要性についても語る。海外メディアのニュースが読めるようになるだけでなく、海外の口座を開設して資産をより分散させることができるなど、いかに英語が生活や仕事にポジティブな影響をもたらすか、視聴者に訴えかける。
「日本の新聞を読むと、中国、韓国、アメリカ、この3つの国際ニュースがよく取り上げられています。もっと他にフォーカスする国はあります。特にこれから伸びる国は、人口が多いのも特徴なBIPと呼ばれる、ベトナム、インドネシア、フィリピン。これらにも注目すべきだと考えています。
長期的に一番面白いのは、天然資源が多いインドネシアです。この3カ国の中ですと、人口も一番多いです。日本の2倍もあります。これから天然資源の値段も上がると予想しているので、伸びしろしか感じません」
語学力や基礎的なプログラミングスキル、コーチングスキル、コニュニケーション能力など、近年社会人には多種多様なスキルがより求められるようになった。今後は「投資スキル」も、人生100年時代のなかで重要視される能力なのかもしれない。後編では、投資スキルを磨くための、第一歩を踏める「高橋流の投資の作法」を紹介する。
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