キャロウェイの新「EPIC」ドライバー、進化したAI設計が実現する打感は?

PGAツアーで17番ホールのティーショットを打つフィル・ミケルソン(2020年10月、バージニア州リッチモンドで、Getty Images)

PGAツアーで17番ホールのティーショットを打つフィル・ミケルソン(2020年10月、バージニア州リッチモンドで、Getty Images)

世界のトップゴルファーが集うPGAツアー(米国男子ツアー)。今年の第1・2戦がハワイで行われ、キャロウェイゴルフの最新ギア──「EPIC(エピック)」ドライバーの2021年モデル3機種がお披露目となった。
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キャロウェイの新たな広告塔ジョン・ラームと、同じく同社とクラブ契約を結んでいるザンダー・シャウフェレは、マウイ島のカパルア・プランテーション・コースで行われた初戦で「EPIC SPEED」モデルを使用し、ともに10位以内に入った。ラームはティーショットで会心の397ヤードを記録。その翌週、ホノルルのワイアラエ・カントリークラブで開催されたソニーオープン・イン・ハワイでは、13名の選手が「EPIC」ドライバーを握っていた。


「いままで以上にドカンと飛ばすのも夢じゃない」


ラームはそれまで使用していたテーラーメイド製ドライバーから「EPIC」に持ち替えた感想を、「すぐに慣れた。とにかくよく飛ぶ。ボールスピード(初速)が速く、コントロールもしやすい。すばらしいドライバーだ」と語った。シャウフェレも次のようにコメントした。「この初速は他のドライバーでは出せない。明らかに設計が違う。なんと言っても飛距離が安定している」

他にも「EPIC SPEED」を使用しているツアープロのひとりが、フィル・ミケルソンだ。50代を迎えても、まだまだ若い選手には負けていられない。「常に初速を上げていくのが課題だが、EPICはまさにそれを叶えてくれる」とミケルソン。「いままで以上にドカンと飛ばすのも夢じゃない」
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キャロウェイの新「EPIC」ドライバー(CALLAWAY GOLF)

進化したAI設計


これらの新作ドライバーはAI(人工知能)を用いて開発された。キャロウェイは2年前からAIを導入しているが、2021年モデルでは、おなじみのジェイルブレイク(JAILBREAK)テクノロジーをさらに進化させた新技術を搭載している。従来のジェイルブレイクの構造は、ヘッド内の2本の柱でクラウンとソールを固定したシンプルなもの。今回の新モデルではその構造が若干変化し、2本の柱を四角いフレーム状に補強して垂直・水平両方向の剛性を高めることで、ボールがフェース面のどこに当たっても初速が出やすくなっている。
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翻訳・編集=大谷瑠璃子/S.K.Y.パブリッシング/石井節子

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