キャロウェイの新「EPIC」ドライバー、進化したAI設計が実現する打感は?

PGAツアーで17番ホールのティーショットを打つフィル・ミケルソン(2020年10月、バージニア州リッチモンドで、Getty Images)


3機種の特徴──重視するポイントは?


最新ドライバー3モデルのうち、「EPIC SPEED」は最も初速性能が高く、寛容性(やさしさ)も充分。アジャスタブルホーゼルによって、ロフト角とライ角を調整することができる。
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2つ目の「EPIC MAX」は最も寛容性が高いモデルだ。ソール後方の可変式ウェイトとアジャスタブルホーゼルによって、好みの弾道に調整でき、狙いどおりのショットを実現できる。特にスライスやフェードのミスをなくすのに効果的だ。

3つ目の「EPIC MAX LS」(低スピンモデル)はハードヒッターの上級者向け。その代表として、キャロウェイは若手の注目株を選りすぐって使わせている。最大初速とニュートラルな弾道、それなりの寛容性を求めるならこのモデルだろう。こちらも可変式のペリメーター・ウェイティングで弾道を調整することができる。

「EPIC SPEED」のバランスのよさを体感


ここからは私個人の感想として読んでほしい。先日、「EPIC SPEED」を試しに1ラウンド使用してみたが、飛距離性能・寛容性ともに感銘を受けた。打感は意外に柔らかく(そこは好みが分かれると思うが)、フェースの弾きもつかまりのよさも抜群だった。
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さらに興味深いことに、私は昔からロフトの大きいドライバーにこだわりがあり、いつもはロフト角を最大に調整するのだが、今回使用したのはロフト角10.5度のモデルだった。12.5度に設定してもよかったのだが、このモデルは10.5度のままで理想的な弾道を生み出すことができた。以上はあくまで私の場合だが、ツアープロも認めたこの新「EPIC」、私のようなアベレージゴルファーの味方にもなってくれるかもしれない。

翻訳・編集=大谷瑠璃子/S.K.Y.パブリッシング/石井節子

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