キャロウェイの新たな広告塔ジョン・ラームと、同じく同社とクラブ契約を結んでいるザンダー・シャウフェレは、マウイ島のカパルア・プランテーション・コースで行われた初戦で「EPIC SPEED」モデルを使用し、ともに10位以内に入った。ラームはティーショットで会心の397ヤードを記録。その翌週、ホノルルのワイアラエ・カントリークラブで開催されたソニーオープン・イン・ハワイでは、13名の選手が「EPIC」ドライバーを握っていた。
「いままで以上にドカンと飛ばすのも夢じゃない」
ラームはそれまで使用していたテーラーメイド製ドライバーから「EPIC」に持ち替えた感想を、「すぐに慣れた。とにかくよく飛ぶ。ボールスピード(初速)が速く、コントロールもしやすい。すばらしいドライバーだ」と語った。シャウフェレも次のようにコメントした。「この初速は他のドライバーでは出せない。明らかに設計が違う。なんと言っても飛距離が安定している」
他にも「EPIC SPEED」を使用しているツアープロのひとりが、フィル・ミケルソンだ。50代を迎えても、まだまだ若い選手には負けていられない。「常に初速を上げていくのが課題だが、EPICはまさにそれを叶えてくれる」とミケルソン。「いままで以上にドカンと飛ばすのも夢じゃない」
キャロウェイの新「EPIC」ドライバー(CALLAWAY GOLF)
進化したAI設計
これらの新作ドライバーはAI(人工知能)を用いて開発された。キャロウェイは2年前からAIを導入しているが、2021年モデルでは、おなじみのジェイルブレイク(JAILBREAK)テクノロジーをさらに進化させた新技術を搭載している。従来のジェイルブレイクの構造は、ヘッド内の2本の柱でクラウンとソールを固定したシンプルなもの。今回の新モデルではその構造が若干変化し、2本の柱を四角いフレーム状に補強して垂直・水平両方向の剛性を高めることで、ボールがフェース面のどこに当たっても初速が出やすくなっている。