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2021.02.02 06:30

ツイッターの「ニュースレター」始動で始まる新たなトレンド

Getty Images

ツイッターは1月26日、人々がメールマガジンを発行して収益化することを支援するオランダのスタートアップ「Revue」を買収したと発表した。このニュースは、ツイッターのプロダクト主任のKayvon Beykpourと、パブリッシャープロダクト担当副社長のMike Parkによって発表された。

Revueは、書き手が購読者向けにニュースレターを執筆し、発行することを可能にし、サブスクリプションモデルで収益化することを支援する。同社は、Vox MediaやThe Markupなどの大手パブリッシャーを顧客としている。

一見すると、ニュースレターのビジネスモデルはツイッターとは合致しないように見えるかもしれないが、ツイッターは異なる考えを持っている。

「多くの読者を持つライターや出版社は、ツイッター上でブランドを構築し、オーディエンスを集めている。私たちの目標は、彼らが購読者と簡単につながることができるようにすると同時に、読者が彼らのコンテンツをよりよく発見できるようにすることだ。ツイッターで、お気に入りの作家のニュースレターを登録できるようにしたり、ライターが購読者との会話をホストできるようにしたりと、さまざまな方法を考えている。それらがすべてツイッター上でシームレスに行えるようになる」とMikeとKayvonは公式ブログの中で述べている。

買収の発表の直後から、ツイッターはサイトを統合する作業に着手しており、「ニュースレター」のコーナーは、間もなくツイッターのサイドメニューに追加される見通しだ。この急速な動きは、ツイッターが書き手に有料サブスクリプションの仕組みを迅速に提供しようとしていることを示している。

「オーディエンスベースの収益化は、それが収益基盤を拡大するものであれ、個々のビジネスの礎となるものであれ、私たちが次に目指す分野となる」とツイッターは述べている。

買収に関する金銭的条件は明らかにされていないが、クランチベースによると、Revueはこれまで複数のエンジェル投資家から40万ユーロ(約5000万円)を調達していたとされる。

編集=上田裕資

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