マネー

2021.02.02

【1月第4週資金調達まとめ】AI動画編集クラウド提供のオープンエイトが30億円の資金調達


HULIX


調達額:1億3000万円
調達先:大阪大学ベンチャーキャピタル
備考:大阪大学ベンチャーキャピタルはOUVC2号投資事業有限責任組合を通じて出資

人流空間解析プラットフォーム「ひとなび」の研究、開発を行っている大阪大学発のスタートアップ。

「ひとなび」はLiDARの点群データから、リアルタイムに人やモノを抽出し空間時系列データへと変換するAI知覚ソフトウェアを利用し、屋内の人の位置を測定できるシステムである。同システムを利用することで施設内で消費者の行動の分析や混雑状況の可視化が可能になる。

2021年1月には大阪大学ベンチャーキャピタルを無限責任組合員とするOUVC2号投資事業有限責任組合を引き受け先に1億3000万円の資金調達を実施した。

東京ファクトリー


調達額:1億円
調達先:ANRI

サプライチェーンを通した製造情報の見える化と製造情報データベースの構築を行うエンジニアのためのデジタルツール「Proceedクラウド」の提供を行っているスタートアップ。

「Proceedクラウド」は製造現場で発生する様々な課題を情報の整理により解決するクラウドサービスである。

製造現場では社内の技能継承や社外の外注先とのコミュニケーションにおいて様々な課題が発生している。

具体的には外注先とのコミュニケーションが十分に取れず、納期遅れや不具合などが手遅れになった段階でしか情報が届いてこないことや技能継承において研修は現場OJTで進められるため、情報がデータとして蓄積されずに人に蓄積されてしまうことが挙げられる。

同サービスでは関係部門や外注先と製造情報の共有、技術者のナレッジ、自社の生産能力をデータベース化などによりこういった課題を解決してる。

2021年1月にはANRIを引受先とする資金調達を実施。

本調達により今後も事業展開を一層加速させていくと共に、日本のものづくりの実績・経験を蓄積することで競争力を保ち続けることをサポートして行く方針。

コーチェット


調達額:1億円
調達先:不明
備考:既存株主を中心とした第三者割当増資および借り入れ

コーチング習得プログラム「CoachEd」を運営するスタートアップ。

「CoachEd」は、人を生かし育てるリーダーになるためのコーチング習得プログラムだ。

具体的にコーチングとは、対話を通じて気づきを生み出し、自己理解や自己変容に繋げるための、相手を育てる技術のことで、これを学ぶことにより、コミュニケーションの円滑化や人との関係性が改善し、生産性が高まるなど、多くのことが期待できる。

同サービスは、プロのコーチからコーチングを受け自己認識を深めると同時に、人を生かし育てるコーチング技術を3カ月間のプログラムで習得できる。

また、集合研修型ではなく、マンツーマンで専属トレーナが寄り添いながら一人ひとりの目標や成長課題に合わせてカリキュラムがパーソナライズされるため、確実な変化を期待できるのが特徴だ。

2021年1月には、既存株主を引受先とする総額約1億円の資金調達を実施した。調達した資金は、マーケティング体制強化に充当する方針で、今後も、より多くのリーダーが“人を生かし育てる”リーダーになるためのサービスを提供していく。

文=STARTUP DB

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