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人命が最優先されるべき


しかし、7人の宇宙飛行士全員が死亡した1986年のNASAのスペースシャトル・チャレンジャー号の事故の記念日でもある1月28日の週には、FAAの判断を擁護する声が高まった。

「スペースXは、他の誰もがそうであるように、商業ライセンスの要件を守らなければならない」と、英国のヴァージン・オービットのエンジニアのマディソン・テレスは述べた。

今のところ、この対立の結果がどのような決着を見るかは分からない。スペースXは2月1日にスターシップSN9の打ち上げを再度試みる準備をしている模様だが、それまでにFAAの承認が得られるかどうかも不明だ。

一つだけ明らかなのは、この件が規制当局とスペースXファンたちの間の緊張をかきたてる可能性が高いということだ。彼らの多くは、現状の規制が、宇宙への夢を迅速に実現しようとするスペースXの妨げになっていると感じている。

しかし、有人宇宙飛行に関しては、企業がどんな高尚な野望を抱いていようと、安全性が最優先されるべきだと主張する人も多い。

「もちろん、承認プロセスは常に改善可能だ」と、元国家宇宙会議参謀長のジャレッド・ザンブラノ=スタウトは話した。「しかし、業界が、法律と権限を実行するために懸命に働いている機関を公に叩くのは、私は間違いだと思う」

編集=上田裕資

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