レジリエンスを向上させる5つの方法

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新型コロナウイルス感染症の流行により、人々の生活は多かれ少なかれ変化した。変化には、課題や苦難が伴うことがある。

こうした嵐を切り抜ける能力を構成するものの一つが考え方だ。変化や困難にどのように反応するかにより、幸せになるか不幸になるか、成功を収められるかどうかが決まる。ここでは、レジリエンス(回復力)を向上させる5つの方法を紹介する。

1. 計画を持つ


予期しないことが起きる前に時間や労力を費やしておけば、何かが起きても状況によりうまく対処できる。変化が起きる前にシナリオ計画とリスク評価を行おう。時間があるときにこうした作業をしておけば、危機のときや不透明な時期になって自分が適切な判断を下しているかどうか心配しなくて済む。

遠隔勤務中でもチームが協働できるよう技術インフラ計画を整備したり、子どもの世話を頼める人を見つけておいたりすること。

2. あらゆるものに多様性を持つ


投資する株式から育成する労働力、口にする食べ物まで、分散を図ることはあらゆる分野で重要だ。多角化は持続可能性戦略であり、レジリエンスを高める戦略だ。

全ての卵を一つのかごに入れてしまえば、かごが落ちたときには全て台無しになる。卵を複数のかごに分けることで、一部のかごを落としたとしても無傷で残る卵があるようにすること。

多様性により、あなたやあなたと似た人には見えないものを見るためのより多くの「目」が持てる。より多くの視点を持つことで、レジリエンスが向上する。

3. 柔軟性を持つ


既に計画を作成している場合も、方針転換が必要なときがあるかもしれない。あなたが立てた計画は現在の状況に厳密には合わないものかもしれないが、それでも問題はない。手間がかかる部分を事前にこなしたことにより、たとえちょっとした変更が必要だったとしても比較的簡単な作業になるため安心しよう。

変化は日常生活の一部で、悪いものではない。最大限事前に計画を立て、その他の部分は柔軟に対処しよう。
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翻訳・編集=出田静

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