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2020年は、史上初の事態が数多く発生した年だったが、ビットコインが誕生以来初めて、大幅かつ急速な市場の下落に遭遇したこともその1つだったと言っていいだろう。では、ビットコインのパフォーマンスはどうだったのだろうか? 

この点について研究者がデータ検証を行ったところ、その結果は心強いとは言いがたいものだった。ビットコインの価格は、他の多くの金融資産と共に下落していたのだ。こうした事実からするとビットコインは、少なくともS&P 500銘柄の投資家にとっては、相場下落時の資産の避難先には向かないようだ。

もちろん、だからと言って、ビットコインへの投資そのものが否定されたわけではない。それでも、市場に下げ圧力がかかっている時期に、ビットコインがポートフォリオを支えてくれるという期待は抱かないほうが良いとは言える。その一方で、2020年における市場の下落には、特殊な側面があったと考えるに足る、十分な理由も存在する。

新型コロナウイルスが引き起こした予想外の下落


2020年3月に起きた市場の下落は、いくつかの意味で、どちらかといえばユニークなものだった。各種資産間の相関性は、数週間にわたって非常に高い状態が続いた。下げ相場で各種資産の価格が連動して変化するのはよくある現象だが、2020年3月に見られた値動きは極端だった。

例えば、一般的に緊急時の安全な資金の避難先と考えられる金(ゴールド)でさえも、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う下げ相場では価格が下落した。この時期、金でさえ安全な避難先として機能していなかったのなら、果たしてビットコインにその役割を期待できるだろうか?

ビットコインを選ぶ投資家の特性


ビットコインに資産の避難先としての役割を期待できない理由の1つとして、投機の対象となっているのではという疑念がある。この疑念が当てはまるとすれば、市場に下げ圧力がかかっている時に、投機筋が売りに走るのは当然の動きと言えるだろう。一方で、仮にビットコインが、長期保有を原則とする投資家によって保有されているのであれば、市場が脅威にさらされている時でも、価格変動はより穏やかになっているはずだ。

翻訳=長谷睦/ガリレオ

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