フォーブス ジャパン編集部 編集者


米ベセマ・ベンチャー・パートナーズの調査によると、「The Cloud100」20年版では100社中87社がユニコーン企業となった。19年60社、18年44社と右肩あがりに増加しており、米国スタートアップシーンにおいて「クラウド企業」が中心的存在となっていることがわかる。

日本でも、前述のfreee、プレイドをはじめ、18年1位の名刺管理ソフトのSansanなど上場後、時価総額1000億円を超え、堅調に成長を続けるクラウド企業が増加。非上場企業においても、3位のアンドパッドが20年10月、香港の資産運用会社プレイアド・インベストメント・パートナーズらが共同設立したミネルバ・グロース・パートナーズ、世界最大規模のVCであるセコイア・キャピタルが中国で設立したセコイア・キャピタル・チャイナから約60億円の資金調達を行なった。

19年8月に、米投資ファンド大手のコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)などから約100億円の資金調達をした、5位のフロムスクラッチ。同7月に米ライト・ストリート・キャピタル、セコイア・キャピタル関連のセコイア・ヘリテージなどから約61.5億円を調達した2位 SmartHRなど、海外投資家からの関心を集めている。「日本のスタートアップの成長を牽引していく存在であることは間違いない」(DNXベンチャーズ 倉林陽)

また、Forbes JAPANは、日本の非上場クラウド企業が成長を続ける環境下で、20年版から、注目すべき日本の有望な若きクラウド・スタートアップ「20 Rising Stars」も合わせて選出した。以下がその企業だ。

「CLOUD 20 Rising Stars」


Alp(サブスク管理サービス)
Autify(テスト自動化)
A1A(製造業見積査定業務支援)
Beatrust(従業員のための協業促進)
Epicbase(音声自動文字起こし)
FLUX(デジタルマーケティング)
HERP(採用管理クラウドソフト開発)
Hokan(保険営業向け顧客・契約管理)
HRブレイン(人事評価クラウド)
Leaner(コスト削減支援)

ROXX(前職調査サービス)
TechTouch(WEBシステム活用支援)
tonari(等身大のビデオ会議システム)
Yesod(SaaS統制プラットフォーム)
アクシバース(勤務シフト自動作成)
カミナシ(現場管理アプリ)
コミューン(顧客体験最適化)
メダップ(大病院向けCRM開発)
ログラス(予算・実績管理サービス)
ロジレス(EC物流効率化)

非上場クラウド企業に投資をしている、有力VCの市場環境への見方は次の通りだ。

文=山本智之

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