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DuckDuckGo創設者のガブリエル・ワインバーグ

個人情報を収集しないことで知られる検索エンジン「DuckDuckGo」が利用者を急拡大させている。ペンシルベニア州パオリに本拠を置くDuckDuckGoは、プライバシー保護の姿勢を明確に打ち出し、グーグルとは一線を画している。

同社の検索エンジンの1日あたりの検索クエリ数は1月18日に、設立以来初めて1億件を突破した。

DuckDuckGoは2019年11月に、1日5000万件のマイルストーンを達成したが、それから1年と少々で、1億件を達成したことになる。2008年に設立されたこの検索エンジンは2018年10月に、1日あたりの検索回数が3000万件を突破していた。

ただし、DuckDuckGoの検索回数は、グーグルと比較するとごくわずかなものだ。正確な数字は公開されていないが、グーグルの検索クエリ数は1日あたり数十億件とされている。

さらに、この分野でグーグルとシェアを争うのは、DuckDuckGoのみではない。SmartInsightsのデータによると、マイクロソフトのBingと中国のバイドゥが、それぞれ検索結果の約10%のシェアを握っている。

しかし、DuckDuckGoは個人のデータを一切、収集したり外部企業とシェアしない点で、他の検索エンジンと明確な差別化を果たしている。DuckDuckGoは個人情報を外部に販売せず、検索履歴を保存していないため、グーグルのようにターゲティング広告でユーザーを追いかけたりはしない。

ここ最近の、プライバシーの懸念の高まりは、「シグナル」や「テレグラム」などの、エンドツーエンドの暗号化を売りとするメッセージングアプリの利用者の拡大にもつながった。ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、これらの2つのアプリは今、「世界で最もホットなアプリになっている」と1月13日の記事で指摘した。

一方で、調査企業バーンスタインのアナリスト、Toni Sacconaghiは投資系メディアBARRON’S(バロンズ)の昨年6月の記事で、アップルが検索エンジンの「DuckDuckGo」を買収すべきだと述べていた

「検索市場で最大の勢力を誇るのはグーグルだが、iOSにおける検索の支配権を握っているのはアップルだ。我々の見解としては、アップルは独自の検索エンジンを持つべきだと考えている」とSacconaghiは話していた。

編集=上田裕資

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