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Donald Iain Smith/Getty Images

SFドラマの「ブラックミラー」は、テクノロジーの進化がもたらす恐怖に満ちた未来を描いている。このシリーズが始まったのは9年前だが、それ以来、シリコンバレーはドラマで描かれた技術のいくつかを、現実の世界に送り出している。

米国特許商標庁が開示した資料によると、マイクロソフトは昨年12月に、亡くなった人の画像や音声データ、ソーシャルメディアの投稿やEメールなどを用いた、AI(人工知能)で稼働するチャットボットを構築するテクノロジーの特許を取得した。

死んだ人のデジタルデータを用いて、故人のパーソナリティを再構築するというコンセプトは、ブラックミラーのエピソード「Be Right Back」で印象的に描かれていた。ドラマでは、交通事故で恋人を亡くした女性が、愛する人を蘇らせていた。

マイクロソフトは今回の特許のテクノロジーが、死者を復活させるために使用されるとは述べていないが、確かにそれを暗示する内容となっている。同社のAIプログラム担当のゼネラルマネージャー、ティム・オブライエンは、ツイッター上でこの特許に関する懸念に対し、「この技術を死者の復活のために用いる計画を、現状では把握していない」と返信した。

しかし、テクノロジーを死者の復活に用いることは、ハリウッドでは珍しいことではない。1955年に逝去したジェームズ・ディーンは、ベトナム戦争を描いた新作アクション映画「ファインディング・ジャック」に、CGで主演することが決定済みだ。

さらに、カニエ・ウェストは昨年10月、妻のキム・カーダシアンに彼女の亡き父にそっくりな「喋るホログラム」をプレゼントしたことが話題になった。ウェストはそのホログラムが自分自身を「全世界で最も天才的な男」と呼ぶことを確認したという。

しかし、「ブラック・ミラー」で描かれたようなテクノロジーを本当に求めている人が、果たしてどのくらい居るかは、まだ未知数だ。

編集=上田裕資

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