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米国でも英国でも、新型コロナウイルス感染症の影響でメンタルヘルスを損なっている人は、膨大な数にのぼる。この感染症のパンデミックと並行して、メンタルヘルス問題の「サイレント・パンデミック」が起きていることを警告する人も多い。

封鎖措置が講じられている都市を中心に、あらゆる人たちが孤独やストレス、ウイルスへの恐怖から影響を受けている。だが、パンデミックへの対応に取り組んでいる人たちは直接的に、ほかにはない特有のストレス要因や、非常に困難な労働環境と多大なプレッシャーの下での長時間労働に直面している。

パンデミックがコロナ禍の最前線で働く人たち、そして感染後に回復した人たちに重大な精神医学的リスクをもたらしていることは、すでに指摘されている。英国で行われたこの研究は、そのことを示す新たな根拠といえるだろう。

米国の非営利団体メンタル・ヘルス・アメリカ(MHA)の最近の調査結果によると、「燃え尽き、または極度の疲労」を訴える医療従事者は、76%にのぼっている。

感染後に回復した患者たちもまた、多大な精神医学的リスクにさらされている。ある研究によれば、感染者の5人に1人が、検査で陽性が確認されてから3カ月以内に精神疾患を発症しているという。

編集=木内涼子

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