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Caperのスマートカート「KroGo」(c)CAPER

米食品スーパー「クローガー」が、画面付きのスマートショッピングカートを試験導入している。買い物客が商品を自分でスキャンし、レジに並ばずに支払いを済ませて店を出られるカートだ。これは、店舗の自動化を推し進めているクローガーにとって、最新の試みとなる。

全米最大の食品スーパーチェーン、クローガーが導入したのは「KroGo」というスマートカートだ。開発したのは、ニューヨーク市を拠点とするスタートアップ「ケイパー(Caper)」。同社は、フォーブス「30アンダー30リスト2020年版」にも選出された。

オハイオ州シンシナティにあるクローガーの店舗で導入されており、このカートを使って買い物すると、クローガーのプライベートブランド商品が5%オフで購入できる。

スマートな購入方法をいち早く開発したのは、アマゾンの実店舗「アマゾン・ゴー」だ。同社の「Just Walk Out」技術では、天井に設置されたカメラと人工知能が、買い物客が手に取ってカートに入れた商品を自動検知する。

この技術はアマゾン・ゴーの25店舗で導入されているほか、他社の小売店にライセンスが与えられている。「グラバンゴ」や「スタンダード・コグニション」「ジッピン」などさまざまなスタートアップも、同様の技術を次々と小売業者に提供している。

一方、ケイパーのカートは少し違う。同社の話によると、画面を個々に搭載しているショッピングカートのほうが、安く簡単に導入できるという。同社は現在、米食品チェーン店上位10社のうち7社と提携していると述べたが、機密保持契約を結んでいることを理由に、具体的な社名は挙げなかった。

試験導入の成果次第だが、同社のカートは今後、2750店舗を展開するクローガーのほかの店舗にも導入される可能性があると、ケイパーの創業者は話している。

クローガーは、それ以外の自動チェックアウト技術を試験しているかどうかについて、公には発表していない。しかし、同社のビジネスにはほかの方法で自動化を取り入れている。

たとえば、英オンライン食品販売「オカド」と提携して、食料品の注文をより効率的に処理できる自動化倉庫を建設している。自動運転配送トラックの試験も以前に実施していた。

クローガーでスマートカートを使うときは、買い物客はまずカートを選び、同社のポイントカードをスキャンするかどうかを選択する。あとは、商品を手に取ったらスキャンして、カートに入れていくだけだ。生鮮食料品や重さで値段が設定されている商品も、カートに入れれば自動で計量される。

買い物が終わったら、客はカートで支払いを済ませる。緑のライトがついたら、店を出てもいいという合図だ。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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