米国の危険な国立公園トップ10

訪問者の死亡率1位のノースカスケード国立公園


ミード湖で最も多い死亡原因は水死だった。水難事故は米国立公園全体でも最大の死因となっており、12年で668人が亡くなった。

調査では、国立公園での死亡者は男性が81%と圧倒的に多いという興味深い結果が得られた。ベルツは「この差は正直、少し意外だった。男性が多いだろうとは予想していたが、これほどとは思わなかった」と述べている。

ベルツは、さらに予想外だった結果が2つあると説明。1つ目は、国立公園は訪問者当たりの死亡者数でみると、非常に安全であるということ。ベルツは「1000万人につき死亡者8人は、非常に低い割合だ」と述べた。また、野生動物に襲われ死亡する人が多いだろうと予想していたが、「動物に殺された人はわずか8人だったことを知って驚いた」という。

訪問者の死亡率が高い米国の国立公園トップ10は次の通り。(かっこ内の数字は訪問者1000万人当たりの死亡者数)

1位 ノースカスケード国立公園(ワシントン州、652.35人)
2位 デナリ国立公園(アラスカ州、100.50人)
3位 アッパーデラウェア景観保養河川(デラウェア州、68.52人)
4位 ビッグシケット国立保護区(テキサス州、66.92人)
5位 リトルリバー峡谷国立保護区(アラバマ州、53.13人)
6位 ニューリバー渓谷国立河川(ウェストバージニア州、44.73人)
7位 バージン諸島国立公園(バージン諸島セントジョン島、39.94人)
8位 マウントレーニア国立公園(ワシントン州、37.72人)
9位 レッドウッド国立州立公園(カリフォルニア州、36.60人)
10位 ビッグベンド国立公園(テキサス州、36.37人)

編集=遠藤宗生

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