騒音で発電しよう。世界に挑んだ日本人学生たち

左よりHummingbirdチームの袴谷優介、須田隆太朗。メンターを努めたトーチリレー 神保拓也


マクアケ 北原成憲がメンターとして感じた、未来への挑戦者の成長




1カ月という短い時間でビジネスプランを練り、プロトタイピングまで行う。しかも彼らは世界中のイノベーターが集う場でトップ10まで残り、参加者たちの音による発電への興味関心を掻き立て、ムーブメントを起こそうと行動をした。本気でhummingbirdというプロジェクトの存在意義を見つけようとし、育てる使命感を見いだした結果の行動だったと思います。

彼らはレッドブルに与えられたチャンスを生かし、世界を変える第一歩を踏み出しました。私自身が社会人として日々を過ごすなかで気がつかずにいた、「わずか1カ月で自分の世界観が変わるほどの成長を遂げられる」こと。それを学生たちを通じて感じられたことは私自身にとっても大きな学びでした。


北原成憲(MASANORI KITAHARA) ◎2015年にマクアケに入社。企業の研究開発を起点にした新商品のプロデュースや、新規事業創出のための仕組みづくりに携わる。

Text by Tsuzumi Aoyama | photograph by Kotaro Washizaki

この記事は 「Forbes JAPAN No.079 2021年3月号(2021/1/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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