これは、レジャー目的のフライトにも悪影響を与えることになる。出張者が減れば、旅行時の選択肢が大きく減ってしまうのだ。
昨年に引き続き航空会社の破綻が続くことで、利用できる航空会社は減る。ブルームバーグは、一部の大手航空会社が小規模な航空会社の買収に動くだろうと指摘している。
旅先の選択肢も今後激減する。英ブリティッシュ・エアウェイズは、北米や中東、南アフリカ、アジアとの長距離便13路線の運航中止を決めているし、香港のキャセイパシフィック航空は損失を抑えるため世界7都市への運航を中止する予定だ。
航空会社は今後、機材のサイズや路線数、運航頻度を減らすだろう。出張者からの売り上げが減れば、航空会社にとってはレジャー目的の旅客に対する運賃を値上げせざるを得ないのだ。