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米テネシー州の女性起業家レイヴン・ヘルナンデスは、若いころ病気がちだった。カリフォルニア州マリブにあるロースクールに入学する頃には体調がさらに悪化し、ロサンゼルス国際空港に立ち込めるスモッグを見て暗鬱になったという。

ヘルナンデスは、健康を取り戻すためにライフスタイルや食生活の改善に取り組んだ。その後、夫と共に二酸化炭素の排出量削減に取り組むようになった彼女は昨年10月、故郷のナッシュビルで配車サービス企業「Earth Rides」を設立した。同社の特徴は、使用する車両が全てEV(電気自動車)であることだ。

「健康を重視するライフスタイルをクールにしたい」と話す彼女は、Earth Rideで使用するEVを全てテスラ車にしている。

「我々は各社のEVを比較し、テスラが一番優れていると確信した。バッテリー持続時間は最も長く、航続距離に対する不安も少なく、充電設備も整備されている」

Earth Rideは、現在5台のテスラ車を保有している。同社は、他のライドシェア企業と異なり、全車両を自社で保有し、ドライバーを社員として雇用している。Hernandezによると、ドライバーを社員化することで、ユーザーに対して配車予約をした車が必ず来るという安心感を提供できるという。

Earth Rideは、ドライバーの採用に当たって、面接やFBIのデータベースと指紋採取による犯罪歴の確認を行い、十分なスクリーニングをしているという。また、採用後はEVの運転や充電に関するトレーニングも行っている。

Earth Ridesが保有するテスラ車には、新車と中古車が混ざっており、車種も様々だ。ただ、モデル3は含まれないという。「モデル3は、身長が高い人には小さすぎる。今後は、毎月1台のペースで車両を増やしていきたい」と彼女は言う。

ヘルナンデスは、社名を明かさなかったが、現在テスラ以外の自動車メーカーとも交渉中であることを明らかにした。「信頼性が高く、航続距離が250マイル(約400キロ)以上のEVを提供できるメーカーであれば、何社とでも提携したい」と彼女は述べた。

編集=上田裕資

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