計画を立てる
米コロラド大学の医療機関「UCヘルス」のウェブサイトには、コロナ禍の中で孤独に悩む患者の支援をしてきた行動保健学の専門家であるレイチェル・スリックのインタビュー記事が掲載されている。スリックは計画的な行動を提案の一つとして挙げ、「これから楽しいことがあると思うと、それが喜びとなる」と語っている。オンラインのヨガ教室や交流会、入浴、散歩、映画鑑賞など、自分が楽しめることなら何でもよいので、安全な活動を計画することで、孤独感と闘い、生活を充実させられる。
隔離生活で失ったものではなく、生まれた機会について考える
旅行や外食ができず、映画や舞台、コンサートにも出掛けられないことで、コロナ前の生活にはなかった時間が生まれている人は多い。米ノースウエスタン大学のカウンセリングページでは、コロナ禍で失ったものではなく、新たに得た時間により生まれる機会に注意を向けるべきだと助言。ラッセル・ファルマー博士は「余った時間を利用して、生活に良い変化を起こしたり、先延ばしにしていた目標の達成を目指したりしよう」と書いている。