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ハンノ・レナーCEO (c) Personio

ドイツのHR(ヒューマンリソース)プラットフォームの「ペルソニオ(Personio)」が先日、17億ドル(約1770億円)の評価額で1億2500万ドルの資金調達を行ったと発表した。同社はフォーブスの30アンダー30に選出されたハンノ・レナーが共同創業した企業だ。

ペルソニオのシリーズDラウンドは、既存出資元のIndex Venturesが主導し、AccelやLightspeed Venture Partners、Northzone、Global Founders Capital、Picusらも参加した。

「私たちは中小企業向けの人事ソフトウェアを民主化しようとしている。なぜなら、既存のビジネスソフトウェアの大半は従業員数が5000以上の大企業向けに作られており、非常に高価で面倒なソリューションだからだ」と、レナーは話した。

ペルソニオは、中小企業のニーズに合致する、人材に関するあらゆることを支援するプラットフォームを立ち上げた。同社のソフトウェアは、従業員のライフサイクル全体をカバーし、採用プロセスや新入社員のオンボーディング、契約書の作成、データ管理、タイムトラッキング、休暇日数のカウント、パフォーマンスのトラッキングなどの多様な機能を持つ。

ペルソニオの顧客は世界80カ国に広がり、従業員数は主に100人から数百人程度というが、当面の間は欧州での事業に専念していく計画だ。同社のソフトウェアは月額制および年額制のサブスクリプション型で提供される。ペルソニオの売上は、昨年から2倍以上に伸びたという。

2015年創業のペルソニオは、レナーとミュンヘン工科大学出身の共同創業者たちによって設立された。同社は収益の1%を慈善事業に寄付し、レナー自身も自分の給与の15%を寄付している。レナーは、間もなくペルソニオ財団を設立し、教育から気候変動まで幅広い分野に寄付する予定で、最終的には、政治の世界に進出したいと考えている。

ペルソニオを設立する前に、コロンビア大学で理学の修士号と学位を取得したレナーは、地中海やカリブ海などで、ヨットのクルーとして生計を立てていたという。

ペルソニオのシリーズDを主導した、Index VenturesのMartin Mignotは、今年のフォーブスの投資家リスト「ミダスリスト」で、欧州のテック投資家部門のトップに選ばれた。Mignotによると、彼の会社は、レナーのチームに会ってすぐに投資を決定したという。

ペルソニオはミュンヘンに本社を置き、580人を雇用している。同社はこれまで累計2億5000万ドル(約260億円)以上を調達し、欧州で最初のHRテック分野のユニコーンになった。

編集=上田裕資

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