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Chip Somodevilla/Getty Images)

米右派テレビ局FOXニュースは大幅な人事刷新を行い、政治エディターら十数人をレイオフ(一時解雇)した。解雇されたスタッフらは、大統領選の報道に対するドナルド・トランプ前大統領やその支持者の反発を受けた措置ではないかといぶかしんでいるという。FOXニュースは選挙戦後、視聴率も急落していた。

解雇されたのは、マネジングエディターのビル・サモンや、FOXニュースの当選予測を監督する立場にあった政治エディターのクリス・スタイアウォルトら。人員削減は編集業務、とくにデジタル担当部局を対象としたものだという。

ニュースサイトのデイリー・ビーストによると、離職する従業員らは今回の人減らしについて、FOXニュースのウェブサイトをストレートニュースの報道から、FOXニュースのプライムタイムの番組のような右派の政論コンテンツに組み替えるための「追放」の一環だと述べている。

FOXニュースは昨年11月の大統領選で、アリゾナ州でのジョー・バイデン当確をいち早く報道。結果的にはバイデンが同州を制したものの、その判断をめぐってトランプ支持者とデータアナリストの両方から批判を浴びた。

トランプ支持者のなかには、この報道のほか、FOXニュースがその後、トランプによる根拠のない投票不正の主張に加勢するのを拒んだことを、右寄りの同局の「裏切り」ととらえる人もいる。

関係者はフォーブスの取材に対し、レイオフは選挙報道を受けて行われたものではなく、選挙戦のカバーのために膨らんでいた人員を整理するものだと説明した。

FOXニュースは大統領選を挟んで視聴者数が約20%減少。ケーブルニュース業界で約20年にわたって視聴率トップを維持していた同局だが、今月第1〜2週にライバルのCNNとMSNBCに一気に抜き去られている。

編集=江戸伸禎

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