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Adam Gault/Getty Images

2014年にスタートした「ジョーカーズ・スタッシュ(Joker’s Stash)」は、盗難クレジットカードを売買する世界最大規模の犯罪者のマーケットプレイスとして人気を博してきた。しかし、このサイトは6年間の歴史に幕を閉じることになったと創設者が発表した。

それは警察の捜査を受けた結果ではない。昨年末に、当局はこの悪名高いサイトが用いているサーバの一部を特定したが、影響はほとんどなかった。ジョーカーズ・スタッシュは何事もなかったかのように運営を続け、盗まれたカードデータの売買を続けていた。

ジョーカーズ・スタッシュは声明で、「そろそろ引退すべき時が来た」と述べている。セキュリティ企業Gemini Advisoryは、このサイトが6年間であげた収益を約10億ドルと推定している。運営者は、一生困らないだけの金を溜め込んだに違いない。

Gemini Advisoryによると、サイトに掲載されるカードのデータ量は、過去数カ月で激減しており、昨年11月には、それ以前との比較で約250%の減少になっていたという。声明によるとジョーカーズ・スタッシュは、2月15日までオペレーションを続けるが、それ以降は永久にデータを消去するという。

なぜすぐに閉鎖しないのかという疑問も浮かぶが、これは顧客たちに残りのポイントを使い切る時間や、犯罪組織のパートナーへの支払い義務を確認するための時間を与えるためだという。奇妙に思うかもしれないが、彼らは以前から約束は律儀に守る姿勢を見せていた。

ジョーカーズ・スタッシュは、今後出現する可能性のある偽サイトに注意するよう呼びかけている。

しかし、このサイトが姿を消しても、似たようなサイトがまた現れるのは確実だ。カード情報を販売する犯罪者は、別の闇サイトに移動し、買い手もその後を追うだろう。

編集=上田裕資

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