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Sean Gallup/Getty Images

ドイツのベルリン本拠の料理宅配企業「デリバリーヒーロー(Delivery Hero)」が1月12日、5000万ユーロ(約62億円)規模のベンチャーキャピタルを立ち上げ、アーリーステージのフードデリバリー関連のスタートアップを支援するとアナウンスした。

新たなファンドのDX Venturesのトップには、デリバリーヒーローの国際事業を率いてきたダンカン・マッキンタイア(Duncan McIntyre)が就任する。

「起業家精神への投資はデリバリーヒーローにとって不可欠なものだ。私たちは新興企業が直面する機会や課題を理解している。当社はこれまで、テクノロジー企業への投資で確固たる基盤を築き、世界のデリバリーやレストラン業界への深い知見を得てきた」と、マッキンタイアは述べた。

デリバリーヒーローはこれまで複数の企業に投資を行っており、フードデリバリー分野ではスペインのGlovoを買収し、南米の競合のRappiや食品分野のインポッシブル・フーズの株式を取得している。同社はアジア地域では「フードパンダ(Foodpanda)」のブランド名でオペレーションを行い、日本にも進出している。

DX Venturesは独立した組織として運営され、投資対象はフードデリバリーに限定されないという。同社はフィンテックやAI(人工知能)関連の企業にも出資を行う計画だ。

デリバリーヒーローは近年、競合他社の買収を活発化させており、2019年末には韓国のデリバリー企業Woowaを買収すると発表したが、先日、その買収が当局に承認された。

さらに1月6日には、新規株式約944万株を発行し、約12億ユーロを調達したと発表していた。

デリバリーヒーローは直近の四半期決算で7億7600万ユーロの売上を報告し、通年の売上見通しを27億ユーロから28億ユーロのレンジと発表した。

デリバリーヒーローのCEOは昨年、業界の統合化が進むにつれ、この分野に対する独占禁止法当局の関心が高まることを懸念していると述べていた。

編集=上田裕資

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