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プロテラのEVバス (PROTERRA)

シリコンバレー本拠のEV(電気自動車)バスメーカーの「プロテラ(Proterra)」が1月12日、SPAC(特別買収目的会社)のArcLight Clean Transition Corp. との合併により上場するとアナウンスした。

この取引でプロテラの評価額は16億ドルとされ、現金6億4800万ドルと、投資グループから4億1500万ドル(約430億円)の追加出資が得られることになる。新たな出資には、ダイムラー・トラックスや著名ベンチャーキャピタリストのチャマス・パリハピティヤ(Chamath Palihapitiya)、フランクリン・テンプルトン、フィデリティ・マネジメントなどが参加する。

取引が完了すると、プロテラの株式はナスダック市場に「PTRA」のティッカーシンボルで上場される。カリフォルニア州バーリンガムを拠点とするプロテラは、今から約3カ月前に2億ドルの資金をCowen Sustainable AdvisorsやSoros Fund Management、Generation Investment Management、Broadscale Groupらが率いる投資グループから調達していた。

特別目的買収企業(SPAC)との合併を通じた上場スキームはここ最近、EVや自動運転分野の新興企業の間で数多く利用されており、Fiskerやニコラ(Nikola)などが昨年、 SPAC 上場を果たしていた。

ブルームバーグの推計によると、SPACは2020年に792億ドルを調達していたという。

「この取引により、プロテラはEV技術を進化させ、世界最高性能の商用車を提供するミッションを前進させる」と、プロテラの会長兼CEOのジャック・アレンは述べ、「当社はパートナー企業のArcLight Cleanと共に、サステナビリティと再生可能エネルギーへの注力を進める」とつけ加えた。

アレンは引き続きプロテラのCEOを務め、ArcLight Cleanの社長であるジェイク・エルハードはプロテラの取締役会に参加する。プロテラは2004年にコロラド州ゴールデンで、機械エンジニアのDale Hillによって設立された。

プロテラは、米国とカナダの120の顧客に約500台のトランジットバスを納入している。顧客企業としてはThomas Built BusやVan Hool、BusTech、Optimal-EVなどが挙げられる。

同社の車両は排気ガスをゼロにし、化石燃料への依存度を引き下げる。プロテラのEVバス1台がディーゼル車に取って代わるたびに、温室効果ガスの排出量が20万ポンド以上削減されるという。

編集=上田裕資

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