求職活動中に自問するのをやめるべき3つのこと

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求職活動は、考え過ぎや物事が起きてしまってからの後知恵の批判、自分自身に疑問を持つことをフルタイムの仕事にしているようなものだ。自分が今何をしているのか、楽しく働ける新たな仕事を得るためには何をする必要があるのかが分からない場合はなおさらだ。

ここではキャリアをできる限り早く効率的に前進させたい場合、自分に問いかける質問リストから消すべき3つの問いを紹介する。

1. これは5年後もやりたいことだろうか?


既に5年間の計画を立てている場合は素晴らしいことだ。ぜひそれに向かって取り組みを続けよう。しかし、私たちは今から5年後にどのような人になっているかや何を求めているか、5年後の世界はどのようなものかについて全く予想できないことを明確に思い出させてくれたのが、2020年だった。

わずか1年の間に非常に多くのことが変化した。私が、現在に意識を向けることを強く支持するのもこのためだ。仕事やキャリアの全面的な変更を計画している場合、5年後にどこにいたいかを考えるのではなく「来年この時期には何をしていたいだろう? この機会はそれに合致しているか?」と自問しよう。

こうすれば、決定的な行動を取り、焦点を狭め、先延ばしを減らすことができるようになり、より迅速に適切な仕事や機会を見つけ、今よりはるかに充実したキャリアに早い段階で移行できる。

2. 全ての要件を満たさない場合はどうなるのか?


優秀な候補者が理解している、ある秘密がある。それは、職務内容記述が「欲しいものリスト」だということだ。職務内容記述を読み、分析し、真剣に捉えるべきだろうか? それはもちろんそうだが、いくつか要件を満たしていないからという理由だけで自分は不適格と考えるべきでは絶対にない。

私はかつて、広報から人事への職種変更を望んでいた顧客を持ったことがある。彼女は人事での経験があり、キャリアの中で8年間非常にうまく仕事をこなしていたが、人事の能力を反映するような役職を持ったことがなかった。

彼女はもちろんこれが原因で、望む分野にうまく移行できるかどうかを疑問に思っていた。しかし一緒に取り組みを始めるとすぐに、彼女は人事の分野で自分に適した仕事を明確に理解した。そうして彼女は、自分の価値を伝え、他者とは異なる経験を生かす方法を特定したのだ。
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翻訳・編集=出田静

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