求職活動中に自問するのをやめるべき3つのこと

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彼女はこうして、夢の会社で素晴らしい人事の役割を得た。キャリアの次の段階でまさにやりたいと思っていたことだ。それに加え彼女は、その仕事を始めてから上司にある事実を聞かされた。それは、彼女は会社が求めていた典型的な候補者ではなかったものの、広報での経歴が実は必要なものだと採用側が気づいたことだ。

もちろん、求める役割の条件を全く満たせない場合は自分の経験や関心により適した仕事を探すべきだ。しかし、職務内容記述の80%を満たしている場合、残りの20%を理由として諦めないこと。「この職務で活躍するためのスキルや経験があることをどのようにして示せるか?」と自問することを習慣にしよう。

3. 転職したら、他の人はどう思うだろうか?


この質問への答えは「そんなことはどうでもよい」だ。他者の意見はあなたの優先事項となるべきではない。しかし、言うのは簡単だが実行するのは難しい。

私は、自分がどれほど家族や友人の誇りであるかを語る人に会うことが多い。誰からも、夢を実現したと思われているような人だ。しかしこうした人は、心の底では惨めに感じ、変化を切実に必要としている。

現在ほど不透明な状況で、既にきちんとした仕事があるのに新たな仕事を求める自分はまともではないと人に思われるだろうか、と考えるのは普通のことだ。しかし、2020年からの学びがあるとすれば、それは人生はあまりに短く、居心地はよいが不幸な状態を維持することはできないことだ。

なぜ自分に変化を起こす準備ができているのかを説明するのは、もちろん難しいことになり得る。自分が望んでいることを説明する相手が、あなたにとって大切な人や落胆させたくない人であればなおさらだ。

しかしあなたがうまく転職すれば、こうした人はあなたを応援し、祝福してくれるはずだ。そのため、他者が何を考えているかについて心配することを減らし、その代わりに自分で自分に誇りを持つことに注力しよう。

求職活動では、考え過ぎるとそれだけ仕事探しが難しくなる。ここに挙げた3つの質問に苦しめられている場合、今こそそれをリストから削除して、今までで最高の転職を実現する自由を自分自身に与えるべきだ。

翻訳・編集=出田静

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