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(C)immi

2021年、アメリカのラーメンファンもついにヘルシーな商品を選べるようになった。「世界初の低糖質・高タンパク質のインスタントラーメン」をうたうブランド、「immi(イミ)」が今月、ウェブサイトで正式に販売を始めた。

消費者の間で健康な食生活への関心が高まるなか、旧態依然としたインスタントラーメン分野にイノベーションを起こす存在として、投資家も熱い視線を注いでいる。

「インスタントラーメン業界の不思議なところは、420億ドル(約4兆3800億円)規模の世界的な産業が、アジアの一握りのコングロマリットに支配されている点です」。immiを手がける同名スタートアップの共同創業者、ケヴィン・リー(Kリー)は話す。「そして、そうした企業が、防腐剤を詰め込み、炭水化物を満載した“塩分爆弾”を、相も変わらず何十年も売り続けている点です」

実際、インスタントラーメンは、いけないと思いつつ食べてしまうタイプの食品だ。多くのメーカーは、材料をすべて無添加で健康に良いものに切り替えれば事業の得にならないとみて、健康志向の波に乗るのをためらってきた。

immiはそうした現状に風穴を開けようとする企業だ。immiは、以前同じ企業に勤めていた台湾系アメリカ人のKリーとタイ系アメリカ人のケヴィン・チャンタシリファン(Kチャン)が創業。商品のコンセプトは1年にわたって練り上げたという。

immiのインスタントラーメンは100%植物由来でつくられており、従来の市販品よりも炭水化物の量は大幅に少なく、塩分も抑える一方、タンパク質は1食あたり31グラム、食物繊維は9グラム含んでいる。Kチャンによれば、麺は植物性タンパク質を使っているため、蕎麦のようにややざらっとした食感で、スープはアジアの風味を大胆に取り入れた。

味は「ブラックガーリックチキン」「トムヤムシュリンプ(トムヤムクン)」、「スパイシービーフ」の3種類。6袋、9袋、12袋のセットから選べ、価格はそれぞれ41.99ドル(約4400円)、56.24ドル(約5900円)、71.99ドル(約7500円)となっている。

編集=江戸伸禎

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