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Nir Keidar / Anadolu Agency by Getty Images

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種で、一部の国はすでにめざましい進展をみせている。早い段階で複数のワクチンの大量調達にめどをつけていたのに加え、当局も迅速に認可手続きを進め、大規模な接種のための効果的なインフラも整っていたなどが功を奏したかたちだ。

世界のワクチン接種状況を追跡しているウェブサイト「Our World in Data」のデータによると、100人あたりの接種率は1月2日現在、イスラエルが12.59%で断トツのトップとなっている。新型コロナの感染拡大に歯止めをかけるには、国民の60〜70%の接種が必要とみられている。

2位はバーレーン(3.57%)、3位は英国(1.39%)。英国では4日、オックスフォード大学とアストラゼネカが共同開発した安価で扱いやすいワクチンの接種が始まっており、接種率は今後、急激に上がりそうだ。以下、アメリカ(1.28%)、デンマーク(0.70%)、ロシア(0.55%)、中国(0.31%)、カナダ(0.30%)と続いている。

いずれにせよ、現時点ではイスラエルが世界をリードしている。現在3度めのロックダウン(都市封鎖)を敷いているイスラエルだが、ワクチンの接種は早くも昨年12月19日に始めており、1日あたり約15万回実施している。1月2日までに109万回の接種が行われた。

イスラエルはパンデミック(世界的な大流行)の初期に、ファイザーとバイオンテックが共同開発していたワクチンの供給を確保。優れた医療制度や接種に意欲的な国民の姿勢と相まって、高い接種率につながっている。

ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ワクチン接種がこのままうまく進めば、イスラエルは2月にもパンデミックを脱することができる可能性があると述べている。

編集=江戸伸禎

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