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Jon Cherry/Getty Images

米連邦議会が昨年11月の大統領選でのジョー・バイデン候補の勝利を正式に認定した1月6日、ドナルド・トランプ大統領の支持者らが議会議事堂に乱入、一時占拠したことは、多くの人に大きな衝撃を与えた。

ただ、この認定のプロセスを阻止しようと試みてきたトランプの計画が失敗した場合、支持者らが暴力行為に出ることを示唆するソーシャルメディアへの投稿は、何週間も前から相次いでいたという。

トランプ支持者や保守派が多く利用する「パーラー(Parler)」から、より一般的なツイッターやティックトックまで、襲撃の計画をうかがわせるコメントは、複数のプラットフォームで数多くみられていた。

非営利団体(NPO)が運営する調査報道が専門のネットメディア、プロパブリカは、トランプ支持者たちのこうしたやり取りを追跡。「選挙を盗むのをやめろ(Stop the Steal)」運動を組織したとされるアリ・アレクサンダーを、暴力行為を歓迎するコメントを多数投稿している1人と特定していたという。

また、トランプ支持者のウェブサイト「ザ・ドナルド(TheDonald)」では、こうした計画についてより率直に議論されていた。連邦政府の庁舎に侵入することや、首都ワシントンに銃を持ち込むこと、議事堂への乱入を止められそうになれば、警察官に暴力を振るって抵抗することなどが話し合われていた。

このサイトには先ごろ、「議会が大統領選に不正があったという“証拠を無視”したらどうするのか」という質問が投稿され、それに対してあるユーザーは、「議事堂を襲撃しろ」と回答していた。そのほか同サイトには、デモ参加者たちで塞ぎたい議事堂周辺の主な通りを示す地図も掲載されていた。

非営利の調査機関アドバンス・デモクラシーは、オンラインメディアのバズフィードに対し、「暴動が起きる何日も前から、オンライン上のあらゆる場で、そうしたことが起きる予兆はみられていた」と述べている。

例えば、「TheDonald」に4日に投稿されたコメントは多くが議会による選挙結果の認定に関するものであり、それらに対する返信として、暴力行為を呼び掛けるものだったという。そして、「パーラー」への投稿でも、同じような傾向が見られていた。

編集=木内涼子

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