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Photo by James D. Morgan/Getty Images

アップルは、2021年度第1四半期(2020年10月〜12月)の業績報告を1月27日に行うと発表したが、同社のiPhone 12シリーズの販売実績は、喜びと悲しみが入り混じったものになった模様だ。

米調査会社CIRPのレポートによると、iPhone 12シリーズは、発売直後の10月~11月に新規のiPhone販売の76%を占めていたという。2019年のiPhone 11シリーズの数字は約69%だったとされており、それと比較すると12シリーズはおおむね成功を収めたと言えそうだ

しかし、気になるのは機種ごとの数字だ。iPhone 12の売上は、新規のiPhone販売全体の27%を占めており、12 Proと12 Pro Maxはどちらも約20%のシェアを獲得していたが、12 miniはわずか6%に留まっていたのだ。

CIPRの共同創業者のマイク・レビンは、「iPhone 12 miniの6%という数字は、アップルを失望させた可能性が高い」と述べた。

699ドルで販売中のiPhone 12 miniのシェアは、現在499ドルのXRや、599ドルの11、399ドルの第2世代のSEとほぼ同じ水準だった。iPhone 12 miniは高い価格設定が災いし、これらの3端末と比べて見劣りしたと考えられる。

アップルは他のスマホメーカーとは異なり、これまで新端末のモデル数を、可能な限り絞り込んでいた。しかし、2020年は5つの新モデルを打ち出すという、従来とは異なるアプローチをとっていた。

同社は2020年の初めにリリースしたiPhone SEとほぼ同じコンセプトを持つ12 miniを約2倍の価格で売り出したが、消費者を説得するのは難しかったようだ。12 miniは、アップルのコミュニティの中で明確な立ち位置を築くことが出来ず、バッテリーの持ちの悪さを指摘する声もあがっていた。

結局のところ、小型のiPhoneが欲しいのであれば、iPhone SEを購入するのがベストなのかもしれない。iPhone SEは低価格なだけでなく、マスクを着用していても指紋センサーでロック解除が可能な点も、人気の理由となっている。

編集=上田裕資

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