別荘地には四季の魅力がいっぱい。安本さんお気に入りの小径
鈴木:軽井沢のライフスタイルで一番良いことは何ですか?
安本:とにかく静かな環境なので圧倒的に集中できて仕事が捗りますし、クーラーなしで過ごせる夏の快適さも気に入ってます。冬の寒さを心配されたりもしますが、薪ストーブ+床暖房で家の中は暑いくらい。一年中快適に過ごせるところが気に入ってます。薪ストーブの炎の前でコーヒーなど飲みながら好きな音楽を聴いてると、自然とアイデアが湧いてくるんです。さくっと入れるカフェやレストランも多いので気分転換もしやすい。もはや、軽井沢以外で暮らす気はないです。それほど気に入っています。
冬の軽井沢は安本さんが一番好きな季節
鈴木:軽井沢では移住希望者が増えてます。先輩移住者としてアドバイスは有りますか?
安本:軽井沢の人と人とのつながりは、明治時代のサロン文化からはじまり、それが大正・昭和と別荘文化に引き継がれて行った歴史が有ります。人と人との交流がごく自然にある地なので、移住には最適だと思います。なので、ぜひいらしてください(笑)。
インタビューで一番印象に残ったこと
安本由佳さんとは、2018年のゴールデンウイークに軽井沢発地市庭で開催されたフランスフェア(主催:軽井沢発地市庭・軽井沢町・大地の恵み、後援:フランス大使館・フランス観光開発機構・在日フランス商工会議所他、特別協賛:サッポロビール・ヴィラデマリアージュ・Maison de Cocon)の企画委員会の会議に参加した際、初めてお会いしました。その時、安本さんはPR担当として参画されてまして、一緒にフェアを盛り上げて行きました。とても目が輝いていて生き生きされている方との印象を持ってます。何といっても地元に貢献したいとの強いお気持ちを持って取り組まれている姿勢が素晴らしかったです。
軽井沢移住者を多く見てますが、軽井沢でWEBマーケティングのお仕事からいきなり作家デビューと、安本さんほど移住前と移住後でライフスタイルが激変された方はいないと思います。軽井沢に来られて、すべてが良い方向に向かっている感じがします。セレンディピティなライフスタイル、このようなステキ女子が増えることにより、軽井沢だけではなく隣町の御代田町、小諸市、佐久市の方々との交わりが増え、エリア全体が素敵な場所になっていくと思います。
安本由佳◎1981年、奈良県生まれ。2004年、慶應義塾大学法学部法律学科卒。化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。2011年から、お稽古サロン(ポーセラーツ等)を運営。2015年に軽井沢へ移住後は、カフェ・ホテルのSNSマーケティングに従事するほか、別荘地のHP内で軽井沢暮らしを紹介するコラム、東京カレンダーWEBにて多数の連載を執筆。2020年10月 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」で作家活動を開始。