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2021.01.12 06:30

コロナで巨額の資金調達が続出、「オンライン教育」の注目企業

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オンライン教育市場は拡大が続いており、世界のeラーニング市場は2025年に3250億ドル(約33.5兆円)規模に達するとのデータもある。この分野の企業は巨額の資金調達を実施し、マーケティングやエンジニアリングを拡大しようとしている。

15万以上に及ぶ多彩なプログラムを提供するオンライン学習プラットフォームの「Udemy(ユーデミー)」は昨年11月に5000万ドルの資金調達を実施した。サンフランシスコ本拠の同社の評価額は32億5000万ドル(約3390億円)に達している。

パンデミックの影響で学校の閉鎖が相次ぐなかで、家庭教師のマッチングプラットフォームの需要も伸びている。世界の家庭教師を学生をつなぐウィーン本拠のスタートアップGoStudentは、昨年初めのシリーズAで1330万ユーロを調達した後、11月にはさらに500万ユーロを調達した。

医療分野では、外科手術のトレーニングにVR(仮想現実)を導入したスタートアップImmertecが、昨年夏に600万ドルを調達し、累計資金調達額が1200万ドルに達していた。

さらに、2歳から8歳の子供の早期教育を行うプラットフォームのHomerも、9月末に実施したシリーズCで5000万ドルを調達していた。Homerは算数やクリティカル・シンキングなどのテーマを、子どもたちに遊びを通じて学ばせるプラットフォームとして人気を博している。

一方で、10月にはソフトバンクが、ゲームを用いた教育プラットフォームを運営するノルウェーのスタートアップKahoot!(カフート)に2億1500万ドルを出資していた。

オンライン教育分野はパンデミックを追い風に、2021年も拡大が続くことが予想できる。

編集=上田裕資

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