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左:ペットボトル回収機(写真提供:ビオセボン・ジャポン)、右:「テトラパック リサイクル便」専用回収箱(写真提供:日本テトラパック)

世の中に「サステナブル」や「SDGs」といった言葉が広まって久しい。企業にとっては、良質な製品やサービスの提供に加え、環境問題に取り組む姿勢が付加価値として上乗せされる構造が、主流となりつつある。

日本は他国に比べて、エコ、特にプラスチック削減に関してはまだ「遅れている」と思われる向きが強い。だが、昨年7月から全国一律でレジ袋有料化が始まるなど、日本でもエコに対する意識は徐々に変わりつつあると言えるのではないか。今後は日本でも、「エコへの意識が高い」ことが、個人ベースでも一種のステータスとなる日がくるだろう。

本稿ではそんな、近年じわりと増えつつある日本の「意識の高い消費者たち」に利用される、企業が提供する「能動的エコ」へのサービスをいくつか紹介する。


「自分で発送するエコ」で、リサイクル便オーナーに


豆乳や紙パック入りのトマトペーストなど、容器内がアルミ紙になっているアルミ付き紙容器が空になった際、こんな疑問を抱いたことはないだろうか?

「どうやってリサイクルするべきか、牛乳のようなアルミなしパックと一緒にして良いものなのか?」

自宅の周辺では、アルミ付き紙容器を回収していない、という人も多いだろう。食品用の紙容器(包材)を製造・販売する日本テトラパックが提供する「テトラパック リサイクル便」では、そんな何かと困る使用済みアルミ付き紙容器を回収している。

「『アルミ付き紙容器はリサイクルできる』ことを消費者に知ってもらおう」と、同社が始めたのがこのリサイクル便。利用方法は至ってシンプルで、専用回収箱に空のアルミ付き紙容器をいれて、送るだけ。送料は無料だ。

専用回収箱を受け取り、発送するまでの詳しい手順は、以下の通りである。

1. ネット上でメンバー登録をする。登録後、専用回収箱が登録住所に届く。

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「テトラパック リサイクル便」専用回収箱(写真提供:日本テトラパック)

2. 回収箱が届いたら、洗って乾かした容器を回収箱に入れ、封をする。

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専用回収箱に洗って乾かした容器を入れる。(写真提供:日本テトラパック)

3. 回収箱を持って郵便局で郵送手続きをして、完了。

但し、ひとつ注意すべき点は、このリサイクル便で回収されるのは「テトラパック社製の容器のみ」ということだ。テトラパック社製かどうかは、パックを開くまで分からない場合もあるが、大抵の場合は底を見れば確認できる。

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テトラパック社製容器を使用した紙パックには「Tetra Pak」マークが印字されている(筆者撮影)

文=長谷川 寧々 編集=石井 節子 写真提供=ビオセボン・ジャポン/日本テトラパック

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