時代は能動的エコへ。「環境意識高い系」は寄付先も自分で選ぶ

左:ペットボトル回収機(写真提供:ビオセボン・ジャポン)、右:「テトラパック リサイクル便」専用回収箱(写真提供:日本テトラパック)


「寄付先を自分で選ぶエコ」。意識高い系消費者が支持する『ビオセボン』


オーガニックスーパーマーケットを運営するビオセボン・ジャポンは11月、国内初の試みとなるドネーション参加型のペットボトル回収機の導入を開始した。

寄付先は、公益財団法人日本ユニセフ協会、日本赤十字社、公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)から自身で選択できる。ペットボトルは1本1円として集計され、年1回各団体へ寄付される。

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ペットボトル回収機の寄付先を選べるタッチパネル(写真提供:ビオセボン・ジャポン)

また子供の環境教育への一環として、回収機にはカジュアルなデザインを採用。ペットボトル投入口は高さ約90cmで、子どもや車椅子ユーザーでも投入しやすいよう、工夫されている。

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オーガニックスーパーマーケット、ビオセボン・ジャポン 武蔵小杉店のペットボトル回収機(写真提供:ビオセボン・ジャポン)

この回収機で回収したペットボトルは、食品容器の製造・販売をするエフピコのリサイクラーでシート化され、同社のオリジナル環境対応透明容器「エコAPET(R)」としてリサイクルされる。再生された容器は、ビオセボンの一部の惣菜容器として活用している。

再生容器を使用することで、従来使用していた資材と比べて約30%のCO2排出量削減に貢献できるという。

同社は今後も回収機導入店舗を拡大し、地域に密着した循環型社会の構築を目指していく。

コロナ危機に直面し、われわれは皆が同じひとつの脅威にさらされていて、地球という同所の住人であることを改めて認識した。そして、お互いに助け合うことの重要性を多くの人が感じただろう。これを機に、以前より「全世界共通のひとつの脅威」であった環境問題にも皆で立ち向かい、乗り越えていこうという意識が広まりつつあるかもしれない。

ポストコロナの新しい時代に乗り遅れないためにも、「能動的エコ」への取り組みにトライしてみてはいかがだろうか。

文=長谷川 寧々 編集=石井 節子 写真提供=ビオセボン・ジャポン/日本テトラパック

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