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I write about wealthy people who shape the world in a variety of ways

D Dipasupil/FilmMagic

現在20歳のインド系米国人のトリーシャ・プラブ(Trisha Prabhu)は、13歳の時に、自分と同じ移民の両親を持つ12歳の少女がネットいじめが原因で自殺したニュースを読んで衝撃を受けた。

彼女はその後、ネットいじめを防止するアプリの「ReThink」を開発し、フォーブスの「30アンダー30」のソーシャールインパクト部門に選ばれた。プラブは自身でアプリを開発しようと思った動機について、「大人たちには、この問題の本質が理解できないと思ったからだ」と話している。

「世間の大人たちは若者に、ネットいじめの実態を報告させようとするが、そのアプローチはすべて受け身なものだ。このやり方ではまったく問題を解決できないと私は考えた」と彼女は言う。

プラブはZ世代の一員として、責任あるデジタル市民を育成することで、ネットいじめを撲滅しようと考えたという。彼女はその後、学校のプロジェクトで1500人を対象に科学的リサーチを行った。

「人を傷つける投稿を掲示板に行ったり、メッセージを送る人は、自分では気づかないうちにそれを行っている場合が多い。そんな人たちに、自らの発言を確認させ、思いとどまるきっかけを与えるアプリを作ろうと思った」

プラブはその後、彼女のアイデアに共感してくれる人々にコンタクトをとり、若手起業家やその友人たちとチームを結成し、自身もコードを書いてReThinkのアプリを開発した。

今ではReThinkは特許取得済みのテクノロジーを用いたアプリとして、50万ダウンロードを突破し、6カ国語に対応している。

ReThinkはスマホのデフォルトのキーボードを置き換えるアプリで、メールやテキストメッセージ、SNSの投稿などのテキストを入力する際に、問題のある投稿を検知し、ユーザーに警告を発する機能を持つ。

現在はハーバード大学で学ぶプラブは、スペイン語を学びつつ、ReThinkのプラットフォームを拡大させるアイデアを練っている。彼女は今後も、このアプリを若者に無料で提供し続ける意向だが、親たちが子供のメッセージや投稿を監視する機能などを加えて、マネタイズを行うことを検討中だ。

「将来的には、通信キャリアとの提携も視野に入れつつ、ReThinkをより多くの人々に利用してもらいたいと考えている」とプラブは話した。

編集=上田裕資

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