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アップルはiPhoneの価格を年を追うごとに引き上げており、iPhone 12は11よりも170 ドルも割高となっている。しかし、価格が高いからといってiPhoneに見切りをつけるのはまだ早いのかもしれない。アップルは、将来の新機種にさらに画期的なテクノロジーを登載しようとしているからだ。

ニュースサイトAppleInsiderによると、アップルはiPadやMacのバッテリーを用いて、iPhoneのワイヤレス充電を行うテクノロジーの実用化に取り組んでいる模様だ。この技術は、スマホ業界のゲームチェンジャーとなるかもしれない。

米国特許商標庁は1月5日、アップルが申請した新たな特許、「電子デバイスのインダクティブ充電(Inductive charging between electronic devices)」を承認した。従来の接触充電システムがコンダクティブ充電と呼ばれるのに対し、インダクティブ充電は、外部の充電器から電磁誘導で電力を供給する。

アップルの最新特許には、ラップトップやiPadに埋め込んだ誘導コイル(inductive coil)を用い、iPhoneをワイヤレスで充電する仕組みが描かれている。

アップルは、様々なセットアップを示しており、ラップトップの底部やiPadのフロントディスプレイの下などにコイルを配置する例などが示されている。その中には実現の可能性がかなり低いものもあるが、 最新のM1チップを登載したMacBook Proのバッテリー駆動時間が最大20時間に及ぶことを考えると、この技術のポテンシャルは極めて巨大だ。

将来的にはMacBookとiPhoneだけで、まったくケーブルを使わずに週末を過ごすことが可能になるかもしれない。アップルが独自開発したM1チップと、ワイヤレス充電システムのMagSafeの組合わせは、他メーカーの追従を許さない利便性を実現することになりそうだ。

今回の特許で、インダクティブ充電技術の実用化のスケジュールは示されておらず、実際に商品化されるかどうかも定かではない。しかし、これは他の多くの特許とは異なるものであることは、記しておくべきだろう。

この技術のコアとなる要素はすでに整っており、今年はMacBookの大型アップデートも予定されている。さらに、この特許は2019年8月に出願されており、アップルがすでに多くの時間をその開発に注いでいたことも考えられる。

2021年の新年の抱負としてiPhoneから離脱することを考えていた人は、もうしばらく様子を見たほうがいいかもしれない。

編集=上田裕資

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