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アマゾンCEOジェフ・ベゾス(Photo by Matt Winkelmeyer/Getty Images for WIRED25)

アマゾンとバークシャー・ハサウェイ、JPモルガンの3社が設立したヘルスケアサービスの合弁会社「ヘイブン(Haven)」が1月4日、事業の終了を宣言した。同社は2月末で運営を停止する。

豊富な資金力を持つヘイブンの撤退は、ヘルスケア分野のビジネスの難しさを示している。

ウォーレン・バフェットとジェイミー・ディモン、ジェフ・ベゾスらは2018年にヘイブンを設立した際に、「このベンチャー企業は、米国の壊れたヘルスケアサービスを改善していく」と述べていた。

事業の終了にあたり、公式サイトに掲載された声明で3社は、今後も非公式な協力関係を継続させ、各社の従業員のニーズに応えるヘルスケアプログラムを設計していくと述べた。

しかし、CNBCによると出資元の3社は、それぞれ別個にヘルスケア事業を開始したため、ヘイブンの必要性は薄れていたという。

ニュースサイトのInformationは昨年7月、ヘブンがプライマリー・ケア(初期診療)のパイロットプログラムを立ち上げたが、マーケティングに苦戦し、財務面での後ろ盾も失ったと報じていた。

ヘイブンは設立当初から困難に直面していた。保険会社のUnitedHealthGroupは2019年に、同社の元幹部が企業秘密をヘイブンに漏洩させたとして告訴していた。訴訟は最終的には取り下げられたが、ヘイブンのCOOは2019年5月に退社し、CEOのアトゥール・ガワンデ博士も退任していた。

ヘルスケア分野のニュースサイトSTATによると、ヘイブンは離職者が相次いだことで、明確なビジネス戦略を維持不可能になっていたという。

ヘイブンは声明で次のように述べた。「過去3年間、当社は幅広いヘルスケアソリューションを模索してきた。プライマリー・ケアへのアクセスを容易にし、保険給付をよりシンプルにし、処方薬をより手頃な価格で提供するためのパイロットプログラムを実施してきた」

編集=上田裕資

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