子どもに「仕事は何?」と聞かれたときの正しい答え方

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4. 「素晴らしいメンバーと一緒に働いている」


チームの一員として働いている人は、周囲の人に対しいら立ちを感じることもあるだろう。しかし、それぞれが独自の個性を持っているチームメンバーの意見は重要になることが多い。自分が人と協力していることだけでなく、各人それぞれの役割が目標達成に貢献することを子どもに理解させることで、チームワークと協力の大切さを教えることができる。

他者とうまく協力すれば、自分の計画をうまく勧められるため、皆にとって良い結果となる。この考えがしっかりと身につくようにしよう。

5. 「仕事のおかげで〇〇ができる」


この「〇〇」には、自分が大切にしているもので、金で買えるものが入る。私は子どもの頃、仕事のおかげで旅行ができると考えていた。皆さんの中にもそう思っていた人はいるかもしれない。年に1度の楽しい旅行と、誰かが仕事に行くことを結びつけることで、仕事という役割の裏の因果関係を理解しやすくなる。人によっては、それは家を買うことかもしれないし、夕飯においしいものを食べられることかもしれない。

ぜいたくなものを1つ選び、仕事とのポジティブなつながりが見えるようにしよう。

仕事は、子どもにとっても大人にとってもわくわくする場所になり得るものだ。仕事では素晴らしい発明をしたり、スケールの大きな問題を解決したりできる。あなたの仕事は人を助け、変化をもたらすものかもしれないが、そうしたストーリーを伝えられず、インスピレーションを与える機会を逃してしまっているかもしれない。

子どもたちには、働くことで広がる可能性についての期待や好奇心を持たせること。子どもから仕事に関する質問を尋ねられたら、それにうまく答えることで、子どもが将来活躍できる土台を作ろう。

編集=遠藤宗生

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