民主化とイノベーションは同義。 オードリー・タンが語る台湾の「上翼思考」

台湾のデジタル担当政務委員、オードリー・タン氏。


オードリー:台湾では「同舟一命」という言葉があります。みんながひとつの船に乗っていて、何かが起きたとき互いに影響し合う、運命の共同体ということを意味しています。これは今回のコロナ対策でも非常に重要な観点だったと思います。絶対に、私や誰か一部の人が上手く対処したというわけではないのです。

日本も台湾も、多くの島々でできた国ですので、共通する考え方ができ、お互いに理解し合える文化も多いと思います。今の状況が収束したら、直接にお会いできるのを楽しみにしています。一緒に頑張りましょう。

(今回のインタビューは、「生活圏2050」プロジェクトの一環として実施された。プロジェクトレポート『CITY BY ALL ~生きる場所をともにつくる』に、ご興味をお持ちの方は問い合わせて頂きたい)

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鷲尾和彦◎博報堂生活総合研究所「生活圏2050」プロジェクトリーダー、クリエイティブ・ビジネス・プロデューサー。「文化と都市」をテーマに、戦略コンサルティング、クリエイティブ・ディレクション、新規事業開発などで、地方自治体や産業界、大学等とのプロジェクトに数多く従事。主な著書に『共感ブランディング』(講談社)、『アルスエレクトロニカの挑戦』(学芸出版社)等。2020年4月に、世界・国内都市をフィールドワークしたリサーチレポート『CITY BY ALL ~生きる場所をともにつくる』を刊行。

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