ネットフリックスの成功は、たんにコンテンツを制作・配信するだけでなく、機械学習を通じて各ユーザーの好みに合ったコンテンツをおすすめしたり、制作するコンテンツを決めたりしている点にある。
加えて言えば、ネットフリックスは消費パターンもつくり出した。シリーズの全話が一度に提供し、ユーザーにビンジウォッチ(一気見)させるというものだ。こうして、わたしたちはよく、夜にネットフリックス漬けになってしまうことになる。
ネットフリックスは、データ分析戦略と長期的なビジョンによって、規模の経済をつくり出し、知識を積み、今年は米テレビ界最高の賞、エミー賞の最多ノミネートも獲得している。好調な利益がこれらを支えている。
まとめると、ネットフリックスは、そのコンテンツ制作・配信基準によってグローバルな現象になっている。その先に何が待ち受けているかは誰にもわからない。